ぶどう棚の小道には、ぶどうがたわわに実っています。
山の裾を歩いていくと、石神社、その境内には、奈良時代の名刹、智識寺（東大寺大仏の見本となっと大仏があったそうです）の名残もあり、表には樹齢800年の楠木。
由緒あるエリアのきわめつけは、
古井戸というものの、水はいまも溢れんばかりで、すかさずペットボトルにも頂戴しました。
井戸は、地元の人たちで守られていて、お水をもらった人たちのお賽銭の金額からも、相当愛されている名井戸のようです。
ワインはお水はいりませんが、この地で日本酒も醸してもらえるといいなあ・・と思うのは私だけでしょうか。
こんな街並みと、立派なお屋敷の瓦屋根に伝う、立派なぶどうたち。
大阪に、ぶどう栽培に適したこんな素晴らしい場所あったなんて、もっともっと知ってもらいたいです。
山ぶどうまでも、風流で、思わず、世界文化遺産登録をされたらどうですか・・と高井社長にお願いしました。
その気配はもう十分にそろっていると思うのですが。
今世紀に入って新たな展開をみせる日本のワイン作り。
このなかに浸りたい気分。
そしてお宝への入口。
難波りんごさんのお誘いで、先日カタシモワイナリ＾ーにおじゃましました。
高井社長とはいろんなお席でお目にかかっているものの、ぶどう畑は初めてです。
安堂でおりて、斜面に見える「柏原ぶどう」の看板をめざします。
まさか、あの看板まで、ぶどうをほおばりながら登っていくとは、予想していませんでしたが、
何種類ものぶどうにつられて、はいあがっていくことになるんです。
大阪のぶどう栽培の歴史は古く、奈良時代に平城京への謁見の許可をこの地でひと月ほど待つという、由緒ある土地柄。
河内六寺の屋根には、ぶどうの刻印もあったらしく、当時はまだフルーツとして生食していました。
のちに甲州ぶどうが有名になっていきますが、河内は紫という品種を、甲州の古木と交換するほど、２大産地でした。
１００年以上の木から、そのままいただけるなんて、１００歳を保証された気分です！
これはカベルネソーヴィニヨンだったか、どうか・・
高井社長が次々に畑を回らせてくれるので、どのぶどうがどれだったか、ほとんど覚えていません。
味ももちろん違うんですが、どれもおいしくてみずみずしくて、記憶が追いつきませんよ。
リースリングをほおばる、りんごさん。
ぶどう畑に、りんごさん・・というのも楽しいですよね。
これはメルロー？
てな、調子ですから、みなさんにもたずねてもらいたいです。
この地で生まれ育った高井社長は、ぶどう畑を注いで35年、常に大阪のぶどう酒業界を牽引されてきました。
若手のシェフたちに畑を開放したり、2003年からは、北新地カハラの森さんとのオリジナルワインも作っておられて、私もお店で頂戴したことがありますが、この日は、カハラ畑の森さんぶどうや、ソムリエの岡さんぶどうを生食できて、めっちゃ得した気分でした。
お酒に弱いので、ワイン好きといえども、生のぶどうには代え難いものがあるんです。
日本一だった大阪のぶどう、いまは7位ということですが、このワイン文化をもっと知ってもらうために、大阪ワイナリー協会を準備しておられます。
豆知識 ※大阪のワイン作りの歴史は、大正あたりに、台風で落ちてしまったブドウをワインにするため、 ぶどう農家が日本酒の杜氏を招いて、見よう見まねで作り始め、 戦時中は、葡萄酒の酒石酸が、電波兵器や、海水を真水にする機能があったとかで、 ぶどうの生食は禁止され、葡萄酒にしてすべて軍隊に送られたようで、 テイスティングした建物の天井も、射撃を受けた穴がいくつもありました。
17時間撮影のあと、打ち上げ、ということで、ハイテンションのまま、
熊本バルうがせたんへ。
まずは、すもつ。柔らか系コリコリをゆずごしょうといっしょに。
疲れてるので、酸っぱいのが嬉しい。
パクチーとフタエゴのカルパッチョ。
馬肉のおいしさを痛感、ドレッシングも最適。
タテガミを揚げニンニクと大葉ジェノベーゼで。タテガミは、わさび醤油よりも、大葉ジェノベが合いますね。
ヒレとアボカドのミルフィーユも馬の旨いとこ、満載！
せっかくなので、熊本ワイン菊鹿（きっか）シャルドネを。
熊本は食材の宝庫だけあって、とってもいけます、はずれなし！
20時の予約が、0時になっても、ニコニコの店主がお刺身5種盛をもって、登場。
ちくわサラダ天もええ感じで。
豚足カリカリ焼きとカラシ蓮根。ユズスコでいただくと美味！
ここまで熊本にこだわっているとは素晴らしい。
一文字ぐるぐるもお初です、食感がたまりませんよ（^-^)/
現地で食べて以来の、太平燕。タイピーエンと読みます。一時は熊本知事の名刺にもはいっていたご当地もの。
締めは、ナポリちゃんで！！ナポリタンとちゃんぽんのあいのこらしい。
連日の早朝から深夜までの過酷な撮影に、食べて食べて乗り切ろうとするのでした。
この暖簾のとおり、こちらの名物は、あじフライ。
ほら、このとおり。定食セットでお願いします。
フライの衣がふわっとさっくり、最高の食感。あじもまた肉厚なり！！
一日100回混ぜるというぬか漬けもついてきました。
イカの煮たのもワタのほろ苦さも絶妙！
大根に味がしみて、一足先に秋のおももち。
サザエとほっき貝のお刺身＆、林SPF串カツ、小松菜のおしたし。
貝がおいしいのも東京ならでは。
林SPFというのは、林さんが開発した豚らしく、決してうちの事務局長が串カツになってるわけではありません。
ここに案内してくださった、お菓子新報の多田千香子さん、けいくんも一緒にお目にかかれてよかったです！
千香子さんの魅力はまた改めて（^-^)/
仙台のデパチカでみつけた初物。
定義山（じょうぎさん）の三角揚げ。
肉厚のお揚げ、ふっくらジューシーでご当地系惣菜として、もっとアピールしたいです。
今回、牛たんの太助分店には行けませんでしたが、ずんだ、三角揚げともに、仙台の名物ですね。
仙台に来たからには、ずんだを食べないわけにいきません。
駅で売ってるのは冷凍だったりするので、タクシーをとばして、村上屋餅店へ。
こちらのお餅、ほんとに歯切れがよくて、もっちりだけど、のどごし爽やかな餅屋さんならではの絶品です。
くるみ餅、ゴマ餅の３色以外にも、がんづき、だんごなど、どれもたまりません。
タクシーの運転手さんには、待ってる間、甘座でもらったシュークリームを差し上げて、とっても喜んでもらいました。震災の話も出てきて、まだまだ復興途上にあることを痛感します。
こちらもなんとか持ちこたえた有形文化財。
老舗の製氷店、ビーアイの子供たちはここでかき氷なんかもするそう。
ずんだやくるみ餅のせかき氷・・想像しただけでも大ヒット商品ですよね！
うらやましい！！
これも東北らしいのかも・・
関口さんおすすめのカフェへ。
前回も素敵なカフェに連れてってもらいましたが、今回はさらに大人のカフェなのです。
コーヒーの香り高いおいしさもさることながら、デザートが一流なのです。
レアチーズ、アーモンドパウンド、バナナケーキ。
いずれも食感がそれぞれの世界をつくっていて、一人で完食できそうなほど。
落ち着いた店内のテーブルランプや調度品のセンスもよく、
おそらく、私のお気に入りカフェ（日本部門）、ベスト３にはいるでしょう。
会話もぐんとはずんで3時間くらいおしゃべりしていました。
今回は、坂部認くんという、ジャグラーでもあり、関口ファミリーの一人でもあるユニークな青年が一緒だったんですが、おばちゃまタイプの青年だったので、初対面とは思えないほど、仲良くお話できました。
こうして関口さんとは姉妹以上に、不思議なご縁が深まります。
釜石でのにぎり三昧という選択肢もあったんですが、あすの粉モンレッスンにそなえて、近場の炉端系をチョイス。
まずは、甘エビのワタ和え。地元のお酒があいまする。
お大根をさっとイカわたで炊いたこちらも絶品。
天然もずくのシャキシャキ食感も最高です。
にしん、もちろん生ニシンの塩焼き。
関西人にはレア食材です。思った以上にあっさりして、上品な仕上がり。
お野菜や宮城の幸をいろいろ出していただき、しめは穴子寿司と、アサリのお味噌汁。
お味噌は新潟の米麹、あっさりのあさり汁、からだにききすぎです！
ロンドンコナモンリサーチからもどりました。
まずいロンドンなんて、もうだれにも言ってほしくないほど、一部の寿司類をのぞき、激旨ロンドンでした！
これまでにない密度、濃厚スケジュールでしたので、小さなトラブルをかわしながらの毎日。
娘曰く、弾丸トラベラーは一日だけだからいいけど、毎日これだと体がもたん！
たしかに、夜中に寝て、4時5時起きが続くことは、ふだんの生活ではありませんので。
ヒースロー空港から、ホテルのあるパディントンへ移動し、最初のディッシュは、老舗シーシェルのフィッシュ&チップス。
ただし、今週は、スカイツリーオープン、こなこな日和撮影、週末は食いしん坊万歳の撮影もはいってしまい、机につく時間がありません。
これから東京に移動しなくてはならないので、
激烈ロンドンフーディーにつきましては、少しずつ紹介していきたいと思います。
まずは、あすの金冠日食ですね（＾ ＾＊
ウイリアム王子、ケイト妃の結婚一年、エリザベス女王即位60年、ロンドンオリンピック・・・
今年は、何かとにぎわうロンドンへ、コナモンリサーチに行ってきます！
果たして、協会のロンドン支局長Ｙさんと、ウエストミンスター寺院まえで、落ち合うことができるのか、ちょっと不安。
いつも何かと盛りだくさんな海外ですが、今回は一日平均、10軒のお店を回らないといけません。
しかもスペシャルなレストランを予約してもらっているので、時間も厳守！
欲張って、ユーロスターに乗ったり、ブリュッセルにも足をのばす予定なので、
ちゃんと食べて回れるのか、ハラハラどきどき度が、いつもより高いのですよ。
おいしくない・・と、いわれ続けたロンドンですが、私の勘では、期待できそうな大きな変化をしているのも事実。
推定どおりの、めちゃうまロンドンでありますように（＾ ＾＊＊