七夕の土曜日ということで、イベントの掛け持ちだったんですが、
とっても素敵なたこ焼きパーティとなりました。
堅下ワイナリーの高井社長のと私のスピーチのあと、タコシャンとあわせていただきます。
こちらは、紫蘇ベーゼ。大葉、松の実、パルミジャーノというジェノバを超えるおいしさ。
赤ワインと野菜だけで作ったという、アラン特製。お持ち帰りしたかったです！！
会場には、私に会うために、ほんとに久々の知人もきてくれて、カハラの森さんのお嬢さんから、森さんからのおみやげを持ってきてくださいました。
以上の10種でどれが一番タコシャンにあったでしょうか。
皆さんの投票では、6番でしたが、私と高井社長とミッシェルは2番を選びました。
山椒オイル、これからひろめていきたいですね。
先週、新地のＶＩＮ樹亭さんにおじゃましました。
まずは焼き野菜から。バーニャカウダは、乳化させてあります。
こちらは、お店の代表、二宮さん。この方もシェフも、シニアアドバイザーがお二人、金バッチが光ります。
前菜にあうスパークリングのあと、白へ。ワインのチョイスも的確で、新地ながら？安心していただけます。
イベリコ豚の塩焼そば。豚が冴えてますね。
とんぺい焼きも、ロースと生地を使ったトラディショナル、しかも軽い仕上がり。
豚玉のソース＆マヨ、からしも、さすがの見た目。そして見た目以上の焼き加減に、地井シェフのコナモンへのこだわりをじんわり感じます。
実は、地井潤さんは、公邸料理人を歴任され、しかも実家はお好み焼店をやっておられたということで、世界の技と大阪のコナモンを融合させることができるわけです。
私も大使公邸、総領事公邸の料理人さんたちの仕事ぶりをじっくり見せていただいたことがあるので、彼らには料理人としても一仕事人としても一目おくのですが、地井さんもまた予想通りのお人柄。
メインの鉄板は、柱のうらにあって、カウンターからのぞけば見える・・という位置。このレイアウトもよう考えておられます。
関西では、半夏生は蛸を食べる習慣があります。
先日、福島の相馬双葉漁港の蛸やつぶ貝が、放射能の測定をクリアして、スーパーに並んでいましたが、
全国で蛸を食べる日になればいいですね。
蛸、といえば、たこ焼き・・ということで、たこ八さんのたこ焼き、だしがきいてておいしいです！
道たこ連主催、8月8日の道頓堀たこ祭りの準備のための大事なミーティングのあと、今井さんへ。
表には、岸本水府の石碑もあり、柳が情緒を高めます。
肌寒いので、温かいおうどんを。
はやっぴが所望した、ザ・天ぷらうどん。海老天一匹の潔さ。
常連さんらしき人がたのんでいたので、私は「よなきうどん」。
今どきこのネーミングは、逆に新しくもありますが。
きざみの揚げ、おぼろ昆布、花かつお、おかき、青ねぎ、という五人衆は、たしかに江戸時代にもあったでしょうし、
当時を再現するかのような懐かしさも。
お鉢も昔風に小さめですし、一見、地味な雰囲気で、これで８４０円とは、ちょい高めな感じもぬぐえないのですが、
食べ始めると、さすが今井さん、じわじわと美味しさが滲みてきました。
麺は上品なつるつるもちっと食感で、おだしが完璧なんですね。
一口目より二口目、二口目より三口目・・はんなりとふくよかな香りと味わいに、いつまでも食べていたい気持ちになります。
五人衆の仕事ぶりも、どれもが引き立てあうというか、ケンカしてないというか。
おだしも最後まで飲み干し、納得の適量です。
ところが、もう一杯たのめそうや・・というはやっぴの一言で、
なんだか胃袋に隙間ができてしまい、デザートのわらび餅にしました。
粘りのあるタイプですが、口どけよく、これまたペロリといけてしまうのです。
しかも、この寒いのに、冷やしあめまでたのんだ人がいました。
クラッシュアイス入りの冷やしあめも限りなくお上品で、「さすが今井さん」の連発でした。
そろそろ始まりました、カドヤのアイスモナカ。
これがあればどんな夏でも快適に過ごせる、というものです。
モナカの皮の食感、最初パリッと、でも唇にくっつくくらい軽くて、あっさりアイスといっしょに溶けていくのです。
セットではないのですが、クリームコーヒーもこちらの定番。
大人の幸せ、とでもいいましょうか、近所の子たちはちゃんと大人の幸せを味わっているのでしょうか。
はやっぴと好物の共通点があって、ほんとによかったです。
帰り際、もう一個アイスモナカをかって、歩きながらまたいただきます。
ソフトクリームにしたらよかった・・と後悔するのは私だけでしょうか。
撮影の合間に、王子のくずもちの名店をたずねました。
くずもち・・といっても、葛粉ではなく、関東でくずもちとは、小麦粉でんぷんを発酵させたものを使うのです。
久寿餅とかかれた暖簾をくぐると、初夏の和菓子屋さんらしい雰囲気にうっとり。
くずもちのぷるぷる食感に舌鼓を打っていると、
店主らしき人が、話しかけてくださいました。
しかもお話がはずみ、私の書いたものも読んでくださってることが発覚。
ご縁とは不思議なものです。
広重の王子を描いた絵の、このへんがうちやったらしい・・というのも驚きで、
大晦日には狐さんを祀る行列も出るそうです。
狐の焼印も愛らしい酒まんじゅうも、生地の口どけ＆もっちり感がたまりません。
水羊羹ののどごし、ところてんの爽快、結局こんなにいただいてしまいました。
てんぐさの俵も飾ってあったり、
麩や小麦粉に、たいへん精通されたご主人なので、これからもご指導賜りたいと思っています。
ミシェル・ヴァン・ジャポネ、という日本産ワイン専門店で、「浴衣とたこ焼きの会」の打ち合わせを兼ねたお食事です。
まずは、ドライ生ハムのサラダ、ニンニクのクーリ、ノッテオリテバージョン。
ノッテオリテは、大阪交通局のＰＲ誌ですが、私も先日巻頭エッセイを書き終えたばかりなので、そのご縁にびっくり。
周りの生ハムは、ドライにカリカリに仕上げたもので、重すぎず深い味わい、そしてカリット食感に驚きます。
店主のミッシェルさんおすすめ、長野のファンキーシャトーのロゼ。ラベルからも新しい風を感じます。
このワイン、市販はなく、レストランに卸すのみ、ただし青木村のコンビニにだけはあるというレアものとか。
私好物のリエットも、出す前に練りあわせるそうで、こちらも日本のワインにぴったりの優しさと軽さが身上。
付け合せの赤キャベツのピクルスも絶品。
こちらは渡辺ブラザーズのお店で、フレンチレストラン修業中にミッシェルと名づけられたお兄さんがワイン担当のミッシェル、お料理担当は弟のアランさん。
二人の絶妙なコンビネーションが素敵な、まさに隠れ家的、とっても居心地のいいレストランなのです。
このお店の常連さんである今回の主催者オススメのブルーチーズのねぎ焼き。
わざわざ葱を買いに走ってもらってすみませんでした。
重めの赤候補を出していただき、岩手は花巻のエーデルワインを選びました。
思ったよりも軽いですが、日本のワインはこれが身上なのかも・・・。
こちらの料理はそのへんも考慮されたまさに、超ライトなヌーベルキュイジーヌ。じっくりゆったり味わうにつれ、ミシェルヴァンジャポネのコンセプトの奥深さを痛感できます。
いよいよ真打、クスクス。
ミシェルの名レシピをアランが手掛けます。
要するに、小麦のスムールが適度な水分でふくらませることが肝心なのですが、私が今まで食べたクスクスは、そこがうまくいってなかったことを発見するのでした。
そうです、小さな一粒一粒が、ふっくらもっちりと独立しながらも、手をつなぎあっていて、口に運んだときに
ふわっと広がるというか、ほどけて躍りだすというか。
スープをかけないままが好き、というミシェルの言葉通り、クスクスとこんがりローストのチキン＆チュニジアのアリサだけでも十分うまい逸品でした。
もちろん夏野菜たっぷりのかけ汁もおいしくて、優しくて。
パリの有名店にまさるクスクスが、こんな地元で出会えるとは、びびっくり！
連れまわして、クスクスは二度と食べない・・という娘にも食べさせてやりたいです。
デザートは、アラン特製チーズケーキ。
小さい頃からチーズケーキを作り続けてきた、というだけあって、完成されたレシピに脱帽です。
風味、口どけ、 爽やかな後味、三拍子そろった絶品でした。（ラズベリーソースは不要かも）
日本のワインを広めたいミッシェルの志と、それに沿ったお料理を出すアラン。
７月７日の会もすっごく楽しみです！
泉州の村田農園から、お野菜がたっぷり届きました！
ずいき、枝豆、きゅうり、玉ねぎ、にんにく、トマト・・・
とくにずいきの根っこのお芋は、市場に出ないものなので、お宝物です。
おだしで炊くだけで、とろとろのほくほく。
ずいきの茎のシャッキリ食感とは真逆で、これまたクセになる美味しさです。
マグネシウム、カルシウム、ビタミンＡが豊富。
この季節、女性はとくにいただきたい旬の味わいです。
村田さんの自慢作、トマトの赤もまぶしい！
生もよし、皮ごと煮込むだけで、最高級のトマトソースも絶品、まさに太陽のソース。
業務用のサンプルなのですが、最近の冷凍コナモンはレベルあがってます。
とくにたこ焼きにはびっくり！
海外のお店はこれを輸入して出しはったいいのに・・とアドバイスしてあげたくなりますよ。
こちらが、錦戸さんのまつのはこんぶ。
このラベルだけからは想像もつかないお値段でございます。
いやらしいのでいいませんが、すっぽんのおだしで煮込んであるとか。
さすが、昆布を愛する大阪が生んだ、スグレもの・・お値段をのぞいては。
でもほんとに上品な旨みとキレのある味わいがクセになりますね。
一度お店にも行ってみたいものです。