これが、江戸時代にブレイクしたあべ川餅。
しっとり、やわなお餅に黒砂糖をつけてきなこをまぶした、スタンダードなあべ川ですが、
当時のまんま、ですから、あっさりとろける旨さで、いくつでもはいります。
同行の記者さんは、食の細い人ですが、これだけは4枚もペロリ！でした。
もちろん私も4枚ですが。
黒蜜は奥さんの仕事、餅をつくのは、飴屋小兵衛11代目の渡邊佳男さん。
創業天明2年、1782年、飴屋さんだったのが、江戸末期餅屋さんになり、当時はやっていたあべ川を出して229年。
小京都と呼ばれた武生だけに、歴史も京都に負けない100年単位。
お道具もミュージアム並み。
80歳を目前にして、ラブラブなお主人夫妻の本当に素晴らしいお店。
越前のタンチョウモチを使ったほかのお餅も彩り豊かにそろっています。
先日ＯＡをスタートした LaLa TV 【こなこな日和】の撮影のため、先月長野へ行きました。
撮影スタッフのみなさんとは、松本で集合、春のどか雪の日で、近江富士もうっすら雪景色。
名古屋までの新幹線で、マネケンのワッフルを。そういえば、福山駅のマネケンにも行列ができていました。
ハーゲンダッツの食べすぎである事務局長にならって、クリスピーサンドも。
春の甘いものは、うふふっふ、ですよね。
3月の甘納豆のうふふのふ
坪内先生の名句が浮かびます。
サンミシェルのそば、サンタンドレ・デ・ザール通りも細いわりに通行量の多い、にぎわいのあるストリートです。
そこのクレープリーへ。
朝からクレープも食べたかったのに、Caféでは基本的にクレープは出さないらしく、Café ドゥ・マゴでもクレープはと聞いたら、冷たく首を振られてしまいました。
クレープリーは11時ぐらいから開店、ランチや午後のひとときを過ごす人が多いようで。
ショコラクレープと、アールグレイを注文。
チョコべったりの大きな一枚が登場。
濃いけど、やっぱりチョコの味はさすが。生地はやや厚め、かみ応えあり、でも二人で一枚をたのんで正解でした。
私の敬愛するボスのお誕生日と打ち合わせが同じ日だったので、
サプライズでお誕生日会をしました。
メンバーの一人、スマイルフーズの甲斐さんに、アイシングクッキーをたのむと、
ほら、61歳の６１が愛らしいでしょ。
アイシングとは、粉砂糖と卵白をこねたものに着色して飾りつける、アメリカの家庭で広まったお菓子の形です。
この商品は、東京のおしゃれなスーパーにも出ているもので、奥様の甲斐知美さんのベリーデコのデコラティブクッキーとしてブレイクしているのです。
もったいなくて食べられませんが、食べても意外にあっさりで、おいしいのです。
お寺みたいな屋号のお菓子屋さんが、二条室町にできて、うちの親が気に入ってるので、よく行きます。
じつはこちら、心斎橋の長崎堂さんの京都バージョン。
オーナーの荒木さんにお電話すると、デザイナーである娘さんの作品が随所にあるとのこと。
抹茶と、スイートポテトのセット。山椒のきいた、サイコロ昆布はうちの父が大好きな奴。
スイートポテトは、皮の香りがしますが、どう見ても粉で作り直しています。
ほうじ茶パフェとお汁粉セット。
おまけのカステラまで出してくださいました。
ケシの実と大徳寺納豆がきいています。
上新庄の和菓子屋さんの人気商品を、可門の清水さんからいただきました。
かりんとう饅頭、かなりおいしいものだと、初めて思いました。
そのお店のお嬢さんが、プリンが得意で、こちらも商品になってるそうで。
いれものも、とろけ具合も私の大好きなタイプです。
絶妙な甘味バランスは、このお店の親子ならではの才能だと思いました。
副会長の阿部さんが、ヨーロッパ遠征のおみやげに、オランダのお菓子を買ってきてくれました。
焼いてる様子はまるでたこ焼。
もったいなくて、封があけられません。
昨年、何度も出かけて、ご縁の深くなった因島から、こんどは、はっさく大福が届きました。
ちょっと苦味がある八朔、その発祥の島が因島だっとは、意外と知られていません。
とれたての果実を、みかんが散りばめられた餅皮で包んだだけなんですが、甘味と苦味のバランスが絶妙。
作ってる柏原さんが、また穏やかな島人で、風光明媚な因島の暮らしを満喫されてる雰囲気が、
この大福にもあらわれているんです。
包みも、八朔風、愛らしい。
実は、ソムリエの田崎さんのお気に入りとか。甘いものが苦手な彼が、オススメグルメの著書のなかで、唯一紹介しているのが、この八朔大福なんですって。
餅（ピン）とは、小麦粉でつくったもの、中国では小麦粉そのものは麺（ミェン）です。
溢彩流香さんはデザートまでコナモンなのです。
薄力粉だけで、練った生地は餃子と同じものらしく、それをのばして、白砂糖と黒糖、チーズをのせてまいていきます。
その作り方が、まるでロティプラタだったので、びっくりしました。
これは、上海出身のお姑さんから教わったレシピらしく、もしかたしたら、インド方面から伝わったのかも・・と勝手に推測してます。
たんどーるの塚本さんにもお知らせしなくちゃ～
蕎麦粉入りも作ってくださり、こちらもかなりハイレベルなおいしさで感動しました。
紹興酒にもあうデザート・・なんて素敵。
みょうが大好きですが、茗荷谷に降りるのは初めてです。（なんのこっちゃ）
茗荷谷の和菓子屋さんは、京都で修業されたご主人が丁寧なお仕事をされてて、非常にハイレベルとききました。
たしかに美しく、見た目だけじゃない、お値打ちの味わい。
いい和菓子は、素材の香りが生きてますからね。
季節柄、はなびら餅もありました。
ごぼうの風味を生かしつつ、お菓子とのバランスがいいのはなかなかないのですが、
さすが一幸庵さん。
羽二重餅がとろけそうなのに、形をしっかり保っています。
次回はご主人にもお目にかかりたいなあ。
この町は、大学も多く、起伏があるので、歩いていても楽しいです。
