姫路の隠れた名物ぐじゃ焼。
これは持ち帰り用ぐじゃ焼で、入れ物からとびだしたところが、めっちゃうまそうです。のっているのは、名城ソース。見た目は濃いですが、塩味と酸味は意外とまろやかな姫路の地ソース。
この皮一枚の下は、名前のとおり、ぐじゃぐじゃな状態。
もんじゃ・・といってしまうと元も粉もないですが、キャベツを炒めて、お好み焼の生地をおいたあと、すじのだしをひたすらかけてゆるゆるにのばすところは、もんじゃと明らかに焼き方が異なります。
そしてぐじゃ部分をお客のまえにだしたあと、鉄板の密着しているおこげの部分を丁寧にはがして、ぐじゃにかぶせて、ソースをかけて出来上がり。
この道40年、おばちゃん(森下友枝さん)のアイデアとトークと手さばきに見とれます。
常連さんは、目玉焼き、スジ焼きでビールを楽しんだあと、しめに、ぐじゃを注文するのです。
当時としては珍しかった16㎜鉄板の下には、練炭の燃えるカンテキが2台。
練炭ならではの火力によって、ぐじゃは成立するのでした。
未知なるコナモンとの出会いで、私の瞳孔は開きっぱなしです(^ ^;