コナモン日記

2557/ 旬のめかぶ

これがスーパーになると、どんなに寒くても春を感じないわけにはいきません。

小さい頃から、わが家ではこれを大量に仕入れます。

ゆでると、緑に変わって、一気に春の香り＝磯の香りがたちこめて、

急いで、３杯酢につけるんです。

2647/ あわび、まて貝の海鮮バーべキュー

講演会のあとは、みなさんでバーベキューです。

あわび、ホタテ、タコ、いか、いいだこ・・・とくにマテ貝が嬉しいです。

タコ飯もおいしく、天ぷらもついてました。

新鮮なものは焼いただけが一番おいしい！

母は早起きしてやってきた甲斐があったと大喜び。

漁業組合理事長のお店、高田水産でもマテ貝や泉だこ、じゃこえびを買って、送ってもらいました。

2644/ ゆるり＠美山町

長い間、おじゃましたいと願っていた京都の奥座敷、美山町のゆるりさんへ。

こちらは、梅棹マヤオさんの工房もある茅葺の素晴らしいお宅です。

玄関には、お父様のポスターもあり、まさに生きた民族学博物館。

梅棹忠夫先生は、千里に国立民族学博物館を創設された日本が誇る偉大な研究者ですが、昨年お亡くなりになりました。

先日も先生のお仕事をふりかえるＮＨＫ特集があり、20年以上もまえに御著書で、昨今の行き過ぎた文明についてさまざまな見解から、現代を予言されていたのです。

マヤオさんは陶芸家ですが、梅棹先生の自由な気風をそのまま受け継いで人生を楽しんでおられる方で、

以前小松左京さんの会で、「蕎麦もコナモンやから、食べにきてね＾＾」とお声をかけてくださったのが、やっと叶ったわけです。

去年は小松先生も他界され、こうして関西の錚々たる文化人の先生方がおられなくなるのは、とても不安になります。

大きな玄関からはいると、そこは別世界。まだ雪が残りますが、光は春。

大きな囲炉裏で、アマゴが出迎えてくれる、なんて素敵な光景でしょう。

まずは、生麩の田楽、鹿肉のマリネ、赤カブと菜の花の文旦あえ。

厚揚げも囲炉裏で焼かれると、まるで揚げだしみたいに皮がパリッとして、たまりません。

あまごは串ごとかぶりつきます。1時間もかけてじっくり焼かれているので、骨まですっかりいただきます。

徳利もマヤオさん作。重さがありますが、手のひらになじむのが快くて。

地鶏の包み焼き。

いまは、マヤオさんの息子、レオさんのお嫁さんのユリさんが腕をふるっておられますが、

フレンチで修業中のレオさんが4月にもどってこられるので、里山のレストランとして、ゆるりはいよいよ本格的になっていくのでしょう。

そして、お蕎麦。なんて繊細。

いくらでもはいります。

これで終わりかな・・と思っていたら、十六穀米と白菜のお味噌汁、浅漬けが。

そうです、ゆるりでは、マヤオさんの蕎麦がメインディッシュなんですよね！

美山町のブルーベリーアイスと、桜ゼリーにいちごのコンフィチュール。

バランスのいい甘さ、そして春の香りのハーモニー。

コーヒーは、フィンランドのアラビア社、ウラプロコペデザイン、アネモネシリーズのカップに。

何から何まで大好きな世界で、一緒にでかけた両親や妹に説明するのがたいへんです。
ストーブは、ノルウェー製。

マヤオさんが大きな薪をくべにきてくださいました。

カウンターで、マヤオさん、奥様のミイさんと。

カゴの展示？もたまりません。

鮮やかな青が特徴のマヤオさんの大きな器。

こちらに住まわれて30年、レオさんが生まれ、レオさんの赤ちゃんもこちらで生まれ、

4世代が楽しく暮らす素晴らしいマヤオさんの生活美学は、憧れであり、感動であり、感謝でした。

海外のアーティストによるコンサートも企画されているので、機会があれば、みなさんにもぜひ立ち寄ってもらいたいです。

運転できない私は、自転車でがんばって出かけるしかないですね（＾　＾；

そうそう、梅棹忠夫先生は、生まれて一度だけ、たこ焼を召し上がったことがあるのですが、

それは、私が石毛研究室オープンのパーティで焼かせてもらったものなんですよ。（エッヘン！）

 

 

 

 

2714/ タラの頭

東北にでかけるたびに、タラの頭が気になっていました。

タラなんて、切り身でしか売ってないエリアの人間にとって、頭なんて初見。

それを今回、調理しようと生でお持ち帰りです。

ほかにも、タラのさしみ、タラの菊、油カレイの縁側、ホッキのおさしみ、ホタテのさしみ、カスペ、スジコ・・

なぜか豚のタン、ハツまで見えますね（＾　＾；、

 

2710/ いわしの煮なます＠肴町わが家

八戸に来たからには、みろく横丁に寄らなくてはなりませんし、

わが家をのぞかなくては・・と思うのが、八戸に関わってる人々の共通の思いだと思います。

雪のみろく横丁を観光気分で通り過ぎ、わが家をのぞくて、さきちゃんに声をかけ、肴町のわが家へ急ぎました。

もう遅いのですが、先日も緑鮮やかな豆しとぎを送ってもらったばっかりで、お母さんにお声をかけなくてはなりません。

とっても遅かったので、お母さんも隣りに座って、いろんなお話をしました。

そして、八戸の食についても盛り上がり、わざわざいわしをつかった煮なますを作ってくださいました。

「煮るのに、なますなんてへんでしょ。

でも私たちは魚の頭から骨から、みんな丁寧に食べることを大事にしてきましたから、この作り方でどんな魚でも食べつくすんです。

大根おろしで軽く煮ると、魚の栄養と酵素とビタミン、コラーゲンもたっぷりでほんとに体があったまるんですよ。」

すごくおなかいっぱいだったので、少しだけいただきましたが、

酸味はほとんどなく、イワシと大根の素材の味だけの、からだに優しいお味。

また写真を撮るのを忘れていました（＾　＾；

2682/ 今年最後のうなぎ

実家の庭そうじのお手伝いの帰り、ふとふりかえると、美しい日の入です。

やっぱり日本に生まれてよかった～と思いますね。

鴨にエサやり。

お昼は、今年最後のうなぎ。

うな丼の町、津へも今年は３回でかけましたね。

上にもあいだにも鰻たっぷり。鰻好きとしては、表面の焦げ具合もバッチリで、母も同じのをたのみました。

しめの石ごねアイスは、よくこねて、まぜてから食べるのがおすすだそうです。

2608/ トリオ●ザ●ボンチョス誕生＠八戸、徳さん

みかさんと並んで、というかみかさんの大先輩である青森のタレントさんといえば、うっちゃんこと、内山千早さん（左端）。

トリポンメンバーとして、Ｂ－１でも欠かせない存在ですが、内山兄弟は青森の有名人であり、私はお二人とも仲良くさせてもらってるので、うれしいかぎりです。

うっちゃんは、じさま、ばさま、そして、うちゃこ・・となんでもござれの達者なトークが連発で、まさに贅沢な時間です。

そうです、八戸二日目の宴会は、うっちゃんとみかちゃんにはさまれた状態で、居酒屋徳さんにて、ジルケンメンバー、市役所のみなさんはじめ、２０人ぐらいに集まっていただき、笑い続けた夜となりました。

久留米の屋台のうなぎ専門店から届いた久留米の名産、山汐菜漬けも登場し、八戸と久留米の両方のおいしいとこ尽くしです。

こちらのお料理おいしいものばかりですが、名産長芋入りの揚げ餃子は、お初のおいしさでした。

そして、八戸の朝ごはんの定番、いかさし。

イカ、サバが山ほど捕れるこの地では、朝からイカ刺しで、それも飽きてしまうくらいなんだそうです。

関西でめっちゃたいそうに出されるトレトレのおいしさが、こちらではお惣菜以下なんだとか。

うらやましい豊かな町なのです。

右端は初日にウッスマンにはいってくださった中村さん、左端は２日目にウッスマンにはいってくださった古川さん。

まんなかは、種差海岸のぼん。この方のハンバーガーのお話がめっちゃうけて、私もたいそうお気に入りとなり、

トリオ★ザ★ポンチョスに対抗して、

トリオ●ザ●ボンチョス誕生の夜となりました。

素敵な町には、いいキャラ満載、役者がそろいすぎでする～！！

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2606/ すいとんの術＠八戸、雄艇

これは何でしょう。

答えられる人は仙人を超えてます。

八戸の初日の宴会は、こちら仙人の食卓「雄艇」さんで。

2月もそうだったんですが、観光課のみなさんと楽しく、濃い、、めっちゃ旨い宴会となりました。

これはするめ茸。

山の幸の宝庫、折爪岳でとれるもので、さっとあぶると香りがするめ。さいて食べるとこもするめそのものなんです。さすが、雄さんならではの山の味覚。

天然のなめこステーキ、シャクのおしたし、なめこの軸ポン酢、甘エビのぬた、みずのこぶ。

関西ではお目にかかれないものばかり。

山だけかと思ったら、もぐるのも得意の雄さん。

なまこをさっとゆびきして、海の塩分そのままでいただきます。

牛のお肉かと思いきや、「ほえーる」というので、狼のお肉？かと思いきや、ほえーる、ミンク鯨でした。

まさかこれは捕ってないでしょうが、すじこも、なんでもすべて自家製。

しめは、雄さんの、「すいとんの術」。海の幸たっぷりおだしにこのねばり強い雄さん小麦（地粉）がめっちゃええ食感を出しているのです。

おいしいコナモンのそばに、おもろいコナビトあり。

今回も痛感するのでありました。

雄艇の表は、意外と普通、うっかり見逃してはなりません。

十和田まで迎えにきてくださった石鉢さん、今回も八戸弁と標準語の通訳はじめ、いろいろとお世話になります！！

2577/ 焼き鳥ダイニングハマーのせぎも

テンダラーの浜本さんが経営するやきとりダイニングハマーさんへ。

末成由美さんたち御用達ですが、さすがすっごくレベル高くて、朝まで食べていたいです。

鮮度のいい素材、せぎものこの赤がたまりません。

つなぎも、食感ぷりぷり。

しめは、ざるラーメン。常連さんは、このためにおなかの余裕を残しておくとか。

つけだしは、魚のきいた濃厚、でもキレよく、見事なしあがり。

興奮して、写真ブレましたね。

2556/ フカヒレ刺身、ワタリガニ＠新愛園

80歳近いというのに、わが母は食いしん坊で、一人で出かけた元町中華がよかったらしく、無理やり連れていかれました。

ふかひれの刺身・・というので、どんな調理かと思ったら、案の定、蒸してあります。

ねぎにんにくのタレでいただくのですが、母の気持ちもよくわかります。

でゅろんとした食感、コラーゲンと思うとより美味しく感じられるのかも。

上海料理のお店なので、上海ガ二をきいてみると、お金持ち中国からは本物が輸出されなくなり、手に入ってもひどいらしく、ワタリガ二をすすめられました。

数年前の上海ガ二尽くしを思い出しながらいただきます。上海ガ二は、一匹でも十二分に満足できるキメの濃やかさ。やはりおいしかったなあ・・

このお店、メニューに値段が書いてないのも、中国っぽい（＾　＾；

定番のカエルの唐揚げと、ワンタン。

手前は労面・・とありますが、油そばみたいなあえ麺。

紹興酒の濁り酒18年ものをいただき、中国本場らしい味に、母はすっかりチャイナモードです。