昨年末、難波りんごさんから丁寧なお手紙をいただきました。
なんと難波ねぎの会へのお招きで、すっごく楽しみにしていました。
うちの理事でもある難波利三さん、浪速の食文化の重鎮、上野修三さんはじめ、そうそうたるメンバーのみなさまにも久々にお目にかかることができ、ごぶさたを恐縮するばかりです(^ ^;
大阪の伝統野菜は、日本の野菜の元祖が多く、農業の先進地であった大阪を自慢しようにも、農家があるの?商売の町では?などの声をきくにつけ、また今では京野菜の勢いに負けていて、常々残念に思っていました。
そんななか、難波ねぎの会があるとは。
関東の白ねぎに対して、関西の青ねぎは何かと比較され、ねぎはどんなお料理にもバッチリ使いやすいので、これまでのどのお野菜よりも広がりが期待できるのです。
ねぎといえば、鴨、ということで、津村さんの河内鴨をつかったお料理。
前菜はスモークと、味噌漬けの難波ねぎを鴨に鋳込んだもの。
鴨鍋には、鴨ロース&鴨つみれ。難波ねぎの薬味がたまりません。
切り方の工夫で、変幻自在なのも難波ねぎの魅力です。
しかも火を通すと、緑の鮮やかさが、そこらのねぎとは比べ物になりません!
お見事! あっぱれ! めっちゃすごいやん~!と同じテーブルの、津村さんやグルメ杵屋の西村さんと盛り上がります。
実は同じテーブルのもう一方は、上田さんという難波ねぎの生産者さん。
とっても笑顔が素敵で、お肌ツルツル。きっと難波ねぎがいいんでしょうね。
右のイカツイ系?ダンディ津村さんと好対照で、たくさんお話をさせてもらいました。
おみやげにいただいた難波ねぎを、わが家の冷蔵庫のねぎとくらべてみると、このちがい!
みずみずしさ、柔らかさ、香り、そしてツンとこない上品な味わい。
味だけでなく、根っこを比較すると一目瞭然、難波ねぎの力強さ、栄養価の高さがうかがわれます。
何もかもが歴然としてますが、小さい頃は、難波ねぎに近いものが普通に流通していたようにも思うのです。
母にもみせましたが、これは昔のおねぎやね・・といってました。
実験的に、イタリアン風のサラダに入れてみたら、これまた美味。香りと甘み、優しいねぎ感がピリッとして、いいアクセントになります。
難波りんごさんのおかげで、今年は難波ねぎにはまってみたいと思っています!!
りんごさんからのお知らせでは、
BSジャパンで2月10日「なにわの伝統野菜」特集30分番組の中で放映予定、
産経新聞、土曜日朝刊のコラムにも掲載予定とのことです。