震災後から、炊き出しなどのタイミングをはかっていました。
もちろんメンバーがいろんな形でお手伝いしているのですが、協会として何ができるか、どういう形がいいのか模索していました。
そして今回、岩手復興食堂に協力することになりました。
岩手復興食堂とは、地元の人気シンガー松本哲也さんの呼びかけで、
毎週土日、岩手の被災地で開催される音楽と炊き出しの広場です。
盛岡などの飲食店など、たくさんのお店や団体が協力する応援部隊で、
なかなか外部の者が行きにくいエリアにも出かけ、暖かい、かゆいとこに手の届く、意義ある炊き出しを継続している会なのです。
今回の場所は、岩手県下閉伊郡山田町。
宮古と釜石の間にある、2万人足らずの漁業の町ですが、海岸線は美しく、本当に素晴らしい自然豊かな町です。
宮古の人に聞くと、山田町は火事も出て、8割が亡くなったといいます。
そんなところに出かけていって、みなさんに喜んでもらうことができるのでしょうか。
なんとなくの異臭のなか、瓦礫の山を見ながら、整備された道を走りながら、現場を下見にいき、明日のことがちょっと不安な私たちでした。