熊五郎の社長のおかげで、念願のカハラデビュー!
まずは、柏原のカハラワイナリーの半熟成ワイン。度数も低く、その分フルーティな果実味満載な食前酒からスタートです。
なすの味がしっかりの白なすと、しらさ海老の海老味噌あえ。揚げディルをまぶしていただくと、うなることしかできません。
そしておまけはニューヨークのときめき。はるしかさんの濁り酒にわさびをたっぷり。うす緑の、まさにわさび色の日本酒カクテルは、甘みがふくらみ、つい一気飲みしてしまいました。
オードブルは7種。まず私にはお馴染みのカチョカバロ。でも家で焼くのよりずっとおいしく感じるのはカハラマジックです。
コーヒーに漬け込んだ鴨ロース。苦味が鴨をひきたてます。
タスマニアの粒カラシで食べる椎茸の軸のあえもの。こんな軸なら現物はどんな大きさなのか。種明かしは後半です。
焼エイヒレ。食感では最高のエイの食べ方かも・・・
ドジョウのからあげ、ハーブの結晶塩。これは見事な新素材、というか、特許出願中の塩のビューティフルな世界です。
台湾の落花生、黒い皮のが4粒もならんでいるんです。千葉から取り寄せて落花生を欠かせない私としては、要チェックアイテム。
最後は紫芋の素揚げ。この濃やかな切り方、カハラの十八番のひとつようですよ。
この前菜だけでも、うなり続けてますが、お次はシノワズリの世界です。
干しなまこ、金華ハム、茶樹茸、富士三七(苦味のある大きな漢方系丸葉)の薬膳滋養たっぷりスープ。湯葉がかかって冷めないように、底には黒米が・・ほっこりさせてくれます。
お次は和。ときさんの極細蕎麦にからすみ。からすみが贅沢にかかっているので、蕎麦とは思えない濃厚さ。でも喉の奥で、蕎麦の味がするのが不思議でした。シチリアのボッタルガもこれにはかないませんね。
和の次はスイス。特製陶器にチーズフォンデュがグツグツいってます。あわびのお肉と肝をチーズにからめていると、パンも登場。おそらく世界一コンパクトで贅沢なフォンデュ、社長も「おれもこんなん初めてや~」。フォンデュのおこげがまた嬉しい。チーズが綺麗にはがれるところなど、この器の価値を感じます。
37年前に新地に店を開き、洋風懐石の草分け的な存在、カハラオーナーシェフ森義文さん。森さんのセンス、アイデア、丁寧な仕事、人柄・・・すべてを知り尽くしたシェフだからできる、自然体の妙味の連続に、ほんままいりました!です。 今日はこのへんで。続きはまた明日~