シンガポールは3回目ですが、イーストコースト界隈は初めて。かなり期待できそうなエリアです。
雨のなか、タクシーでカトンショッピングセンターをめざします。ところが降りたところは、ひっそりとした雰囲気で、通りすがりの女学生にたずねると、カトンモールとカトンショッピングセンターをまちがえたらしい。実は、雨は2~3時間でやむよ、と教えてくれたホテルの親切そうなおっちゃんに、「カトンモールに行く」と告げた時、「カトンショッピングセンターだよ」、といわれて、その言葉を信じた私がいけなかったのです。
親切な女学生に、コナモのストラップをあげて、またタクシーでカトンモールへ。こんどはちゃんと到着できました。
雨上がりのストリートは、なんともマレーなプラナカンワールド。異国情緒たっぷりです。
このあたりはラクサが名物。 ラクサとは「多くの」を意味するらしく、たぶんいろんなスパイスがいろいろはいってるからかなあ・・。
麺は白く、米粉もはいってるようだし、それにしては弾力もあり、なんとも気になるすてきなタイプ。一見、しらたきにもみえるが、もっともっちりしている。昔、市内のホーカーで食べたときより、ずっと感動的な味わい。なんたってスープがいい。タイのカノムチーンに近い、オレンジ色のココナッツベース。やさしくもスパイシーなクセなるスープだ。
ミスカトンという、こぎれいなお姉さんが、ラクサ鍋からスープを鉢に注いでは、流し、注いでは流してる間に、麺ももやしもほどよく火が通るのが、ローカルラクサの面白さだ。
魚のすり身に、ラクサのスープを混ぜて、バナナの葉っぱで蒸し焼きしたような、オタオタも付け合せに。でもこの店でオタオタ喜んでいる場合じゃないのだ~。