小松左京さんの一周忌の会が、今年は何度かありまして、なぜか私に浮かれ左京たこ焼きのリクエストがきました。
左京さんは、浮かれというあだな。要するにイチびり、おちょけ、お調子者・・といったニュアンス。
私の師匠も仲良しでしたし、協会の理事お二人も小松さんの身内みたいな方ですから、喜んでお引き受けしたものの、たこがはみでたたこ焼きはなかなか焼きにくいのです。
ですので、こんな仕上げにしました。
「はみでているのが、主人みたいだわ~」と、小松夫人
二つの世界博をプロデュースし、まさに現代を予言する作品を残し、しかもえばることなくお茶目な、ほんとに素敵な方でした。
ふくよかな昔の写真をみると、左京さんらしくて、ほっとします。
しかもお話までしなくてはならず、家の本を数冊さがしだして、にわか勉強。
ですが、やはり文章が冴えてて、梅棹さんとも原発のことを予言されていますが、
30年前以上まえの原稿がまったく古さを感じさせず、さすがです。
左京さんが理想とした大阪の姿はどんなものだったのか。
晩年何度もお会いしていたのに、聞きそびれていたことが、悔やまれます。
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