一軒?で、大阪にトンボ返りするのももったいないので、思い出したフランス菓子の名店へ。
こちらは、佳恵ちゃんの親友でケーキ通の斎藤かおりちゃんが毎週通っているお店なのです。
住宅街のなかにあって、知る人ぞ知る人気店。
メニューも日々変化するのです。
この空間にいるだけで幸せになるような、かおりちゃんの気持ちがよくわかりました。
シェフのお母様がお店に入るなり、出迎えてくださり、かおりちゃんのお名前をだして、一層盛り上がりました。
事務所のミーティング用と、おうち用に重ならないようチョイス。
表面の芸術的なデコレーション、繊細な口どけ、そして、食感の絶妙な組合せは、おそらくパリのパティシエも驚愕の技だと思います。
とくにプロフィットロールは、パリパリの帽子をはずして、ショコラのとろける世界をすくい、下の生クリームの濃厚なのに爽やか口どけを楽しめる、究極の逸品。
究極なんて、手軽に使いたくないですが、これは文句なしにOKでしょう。
余計な素材は一切入れてないために、温度管理もむずかしく、
お母様は、フォークを入れておくから、早めに、車のなかでも食べてちょうだいね・・とおっしゃいます。
あけてびっくり玉手箱ではないですが、箱を保冷シートで丁寧に包んであると思ったら、なかのケーキ一個一個の間にも保冷剤がはさんであり、ここまで手をかけたお菓子は、日本広しといえども、なかなかないと思います。
余談ですが、幸せな気分で大阪にもどる途中、見かけたらラッキーという、四つ葉タクシーをダブルで発見しました。
Tendresse は優しさ、愛情という意味。
お手紙の最後「愛をこめて」には、Milles tendresses.
まさにパティシエのお菓子への愛が凝縮したお店とお味なのでした。