これが、江戸時代にブレイクしたあべ川餅。
しっとり、やわなお餅に黒砂糖をつけてきなこをまぶした、スタンダードなあべ川ですが、
当時のまんま、ですから、あっさりとろける旨さで、いくつでもはいります。
同行の記者さんは、食の細い人ですが、これだけは4枚もペロリ!でした。
もちろん私も4枚ですが。
黒蜜は奥さんの仕事、餅をつくのは、飴屋小兵衛11代目の渡邊佳男さん。
創業天明2年、1782年、飴屋さんだったのが、江戸末期餅屋さんになり、当時はやっていたあべ川を出して229年。
小京都と呼ばれた武生だけに、歴史も京都に負けない100年単位。
お道具もミュージアム並み。
80歳を目前にして、ラブラブなお主人夫妻の本当に素晴らしいお店。
越前のタンチョウモチを使ったほかのお餅も彩り豊かにそろっています。