木屋町のBAR KAOさんでの京都すパイスらぼ、テーマはクミン。
カレーの味、香りを大きく左右する基本のスパイスCUMINでございます。
今回はターリーカワムラさん不在のため、3人だけの出席、
実験① 「玉ネギのアチャール」
クミンオンリーと、チリやガラムマサラなど、いろいろスパイスで合わせたものと2種類、ガラムマサラは、ドクター泉井のオリジナル。
以前うっかり、クミンとそっくりさんのキャラウエイをまぜてしまったので、粒でなく、ラトナのクミンパウダーを使いましたが、クミンもキャラウエイもセリ科なんで、似てて当然なんです。クミンは料理向き、キャラウエイはお菓子向きの風味、なのかなぁ。
どちらも玉ネギが辛かったので、富士酢の「梅べにす」でまろやかに仕上げました。
クミンオンリーも、いろいろタイプもそれぞれにおいしくて、どちらかといえば、クミンだけの方がよかったかな・・という結果です。
福森さんの写真上では、玉ネギのアチャールも、見事に仕上がってて、一同歓声!です。
実験② 上の写真は、福森作「ハモンセラーノ・ホット・タポナード」
生ハムとオリーブと生クリームと・・・材料をきくだけで、おいしいと確信できます。
これに、クミンパウダーはじめ、いろんなスパイスを合わせて、相性を確認。
チリパウダーをふって辛味、さらにターメリックパウダーで彩り。もちろんクミンパウダーも悪くない、でも・・
イタリアの個性派ぞろいの食材をまえに、インドのスパイスもタジタジっていうか、オリーブがこんなに強いとは驚きでした。勉強になります。クミンがかわいらしくみえます。
少々かけても、かけすぎても、心配なしの結果となりました。
おそらく、BAR KAOさんの人気メニューとなるでしょう。
シェリー福森改め、タポナード福森にしたいくらい。
実験③ 「クミンの餃子、梅べにす添え」
餡は、インドなので、豚をあきらめ、鶏せせりと玉ネギ、こめ油、ニンニク(はりま王)、しょうがベースに、塩とクミンだけ、塩といろいろスパイスの2種類。
クミンだけでもおいしくて、塩をもう少し強めたら、タレもいらないほどです。
普通、餃子には、醤油、味噌、酒、オイスタソースなど、細々と調味料が必要ですが、クミンだけでここまでこれるとは、さすがスパイス力。
焦げ目もほどよくついて、もっちり皮。
実験④ 薬膳チャイ
でも実はもっとおいしい皮のはずでした。ある人がチャイを作るのにとんでもなく時間をかけたおかげで、ふちが乾いてしまったのです。
その人とはドクター泉井。彼はターメリックだけでなく、スパイスのことでは大先輩ですが、こと作るに関しては、必要以上に時間かかってしまう、それが今回発覚しました。
チャイを何度も沸騰させ、濾して、味見して、苦くて、またミルクを足して、味見して・・という作業20回くらいを、私も福森さんも目撃。
で、いつになったらチャイが完成するのか、聞くに聞かれず眺めていたからなんですね(^ ^;
それくらい念入りだったため、できあがった写真は最高にうまそう~
しかも味は濃い!
「100歳ばあちゃんの薬膳チャイ」 とでも名づけられそうな、素晴らしい出来上がり、おいしかったです。
次回は、もっと短時間に作れるよう、ドクター、たのんまっせ~。