一時の活気を失いつつある尾道ですが、食に関してはまだまだ宝庫です。
今回とくに感激したのは串カツ。揚げたのを置くバットやレモン、たれ(このお店ではソースではなく、タレと呼んだはりましす)、2代目主人の接客、手順、調理場、カウンター・・・店全体がひとつの美学に支えられてるのです。
大阪にもステキなお店はたくさんありますが、さすが海のそば、鮮度のいい魚介の揚げたてはたまりません。
串の打ち方、衣を全部つけない見せ方、たれ、塩、レモンをネタにあわせて、指示する様子、ほれぼれして、つい食べ過ぎてしまいます。
つぶ貝、くじら(衣つき、衣なし)、キス、いわし、カキ、玉ねぎ、串カツ、あさり
この店ではずしてはならないのが、あさり。値段も800円と高いので、てっきり大アサリかな・・と思ってたれ、アサリのむき身(あけ身ともいう)に粉をまぶして、唐揚げにしたもので、そのとき、揚げ鍋の油を減らして、煎るように揚げるのにはまいりました。これがまたうまいんでっす。
こんなお店なら、一人で串カツも、平気です。