鈴花、蔵部、ヴァンヴェール・・・小布施には素敵で、おいしいお店がありようですが、今回はあえて、日本一とも言われるほど人気の、蕎麦屋さんにしました。
お店に入って待つことほぼ1時間。それくらい丁寧に作っているということでしょう。しかも空腹は最大の・・ということで、蕎麦がきを少量の味噌と醤油で味わったあと、胡麻切りの変わり蕎麦も一気にいただきました。ほんとに細くて、繊細なお蕎麦。おだしにつけると胡麻の風味が一層香りたちます。
塗りの器や折敷、蕎麦猪口も、愛らしく、さりげなく落ち着いた風格です。
1991年からの群馬の人気店が、蕎麦の産地に近いところを目指して、移転したそうで、この数年、通う人が増えている名店。
確かによくできたお蕎麦です。荒挽きは、色もわずかに薄緑、しっかりした歯ごたえと香りがたまりません。一味でまた趣が変化します。
じんわりと旨みが余韻となる、なるほどの絶品蕎麦。さらに私は冷がけをたのみました。
お蕎麦につめたいおだし・・このタイプは、蕎麦にもだしにもよほど自信がないと出せないでしょうね。薬味の梅干もきいてましたよ~。
連れてってくださった清司さん、ありがとうございました!