記念すべき500回なので、1864年創業、京阪神が誇るうどんの老舗、池田の吾妻さんにおじゃましました。
6代目のご主人が、143年の歴史を飄々と語ってくださいます。奥の深さ、懐の深さゆえの気さくなスタイル、ええ感じですよね~。
5代目の時代に生まれたという、ゆでたての細めのささめうどん。一杯目は、冷やしささめきつねから。すりごま、天かす、ネギ、かまぼこ、おろししょうが、そしてお揚げ。でも主役は細くてもっちりのささめうどんです。かなりのボリュームと思ったものの、あまりのおいしさにあっという間になくなってしまいました。
次は、きつね。100年以上前からの変わらぬ味わいが、おだしとお揚げとともに、ささめうどんで満腹なはずのおなかに、すべりこんでいきます。
昔ながらの店構えを残して改装された由緒ある空間で、ひたすら感動のひと時でした。
ほんまもんの老舗は、飾らず、出すぎず、でも限りなく堂々と。関西のうどんをもっと胸を張って伝えていきたいものです。