一軒目は老舗の桜井さん。
お揚げと茹でキャベツのオーソドックスタイプ。お店の構えも50年前の創業当時と変わりません。
さてうどんのお味は、というと、噂どおり麺は硬め、割り箸くらいの太さでしっかりしてます。かむほどに粉の味がする手打ちならではの、正真正銘の吉田うどん。
次々と常連さんがやってきて、近所のうちにあがりこんだ感じで、ひたすら骨太麺をかみしめているのです。 今でこそ吉田うどんのお店は60軒あまりありますが、その多くが2時までの営業なので、改めて出直してご主人にお話しをいただきました。
先代のアイデアで年中あるキャベツをゆでてのせるスタイルが誕生し、いまの吉田うどんブームにつながったということです。いまは3代目も修行されてるので、いいことです。
こねる木鉢は、直径60センチくらいありそうな、りっぱなもので、どんなに強くこねても大丈夫とのこと。以前は使っていたのは、力がはいるので、木に裂け目ができたりしたそうです。このへんも老舗ならではの貫禄ですね。