今回の 旅の唯一の観光といえば、世界遺産ボロブドゥール遺跡。ボロは僧、ブドゥールは丘。千年以上も前に、密林のジャングルのなかにすっくと建てられた石造りの壮大な遺跡です。
連日のハードスケジュールにもかかわらず、3時に起きて、4時にホテルを出発、5時には到着して、懐中電灯を照らしてもらいながら、遺跡のてっぺんに上がって、日の出を待ちます。いまでも修復が続いていますが、こんなにみんなが登っていたら、壊れそうで心配・・といいながらも、写真は撮りまくりました。
3000m近いムラピ火山も向こうにそびえ、なんとも幽玄な世界。ストゥーパのなかに、仏像が一体ずつはいっていて、一辺120mという世界最大級の仏教遺跡のぐるりの円周に、何体も何体も並んでいるのです。レリーフや狛犬も愛嬌たっぷり、荘厳なムードの中にも、お茶目な雰囲気が漂い、つい仏像によりかかってる人もいましたねえ・・・。
真東を向いてる仏像が一体だけあって、女性はその足に触れると幸せになるということで、触らせてもらいました。
見学のあと、そばのラウンジでお茶をいただくのですが、そこのピーサンゴレン(バナナの天ぷら)に、チーズがのっていたのが、予想以上においしくて、嬉しかったです。
さらに 近くのアマンジオで、贅沢な朝食をいただきながら、仏教徒であったことを誇りに思う、この旅唯一のゆったりしたひとときでした。