コナモンの本もいよいよ追い込みで、江戸時代の図版資料もさがす時期になってきた。
ケンショクの資料室に行く前に、これまでおじゃまできずに気になっていた、皐月庵へ。
悩んだ末にたのんだのは、カレーぶっかけ。カレーうどんとぶっかけの人気店なので、両方いっぺんに味わってしまおうという、魂胆だった。ホールの香辛料を店で粉にして、何ヶ月も寝かせた幻のカレー粉! そのお宝の詰まった棚も拝見させていただきましよ~
そうだカレーもコナモンだったのだ。ならばカレーうどんは、ダブルコナモンとして大切にしたいメニューである。昨日、朝日新聞の取材で、カレーラーメンの魅力についてコメントしたばかりだが、その前に、大阪にはカレーうどんという大きな峰が・・・
アツアツのカレーにしめた麺をからめながらいただく絶品。猫舌の私には特にうれしい。でも麺だけでこんなにいけてしまう、このおうどん、いったい何故???
麺は讃岐、だしは関西、つけだしは関東、といいとこどりのワガママうどん。ご主人の嶋田孝一さんも、わが道をひたすら突き進む、厳おやじなんです。(厳選・厳密・厳格の三拍子そろったおやじのこと、厳おやじって造語しちゃいました。)
にんじん、玉ねぎ、それに牛のお肉・・それぞれの味が生きたままの、カレーなんて久々ですよ。ありがたくたいらげて、PAPUAさんにメール。
私「もう一杯食べるなら、何がいいでしょうか??」
PAPUA「騎上位、じゃなくって、生醤油!」
皐月庵、本日ラスト1玉は私の生醤油でした。テリとみずみずしさで輝くゆでたて麺。文句なしにええ感じです。うまそうな、大根おろしと、スダチとネギとしょうがが付いてますが、何も足さない、何も引かない、それが私の流儀とこれまた久々に断言モード。途中で少し、自家ブレンド醤油を垂らすと・・・麺の自然の甘みを引き出します。
とひたすらツルツルしてる間に、麺が終了したので、おろしだけ別にいただきました。
閉店後、ご主人とじっくりおしゃべりして、すっかりお仲間状態になって(といっても初対面ではなかったのですが・・)、次回の資料探索を心待ちにする私でした。