私の数少ない書籍のなかで、代表作を挙げるなら、『たこやき』と『ふりかけ』なんですが、多くの方は『たこやき』はご存じでも、『ふりかけ』は初耳かもしれませんね。
『ふりかけー日本の食と思想』は、2001年4月に学陽書房から出した、久々の渾身の一作でした。
そのなかで、当時一世を風靡したパッケージとして名高い、のりたまのデザイナーが大高猛さんであるらしいと、ご本人は忘れになった旨もふくめて、記述していましたが、なんと正確なデザイナーが大高重治さんであることが、このたび判明しました!
日本のデザイナー界の草分けとして、二人の大高氏の活躍は、デザイナーということばさえなかった時代に燦然と輝くものだったと思います。
のりたま誕生46年、私より一歳年上の「のりたま」のロングランヒットの偉業にあやかって、来年も地道に食べる?しかないと、気持ちをひきしめるのでありました。
※左端が初代のりたまパッケージ。モノクロ写真なので、実際はモスグリーンの渋いデザインです。丸美屋さん、復刻版もまた出してくださいね~