今回の旅の一番の目的、安さんのたこ焼き実食のときがやってきました!
大阪で会ったとき以上に、安さんの人柄が理解でき、とても応援したい気持ちでいっぱいなので、まずかったらどうしよう・・・という心配がありました。
休日とあってロッテワールドは、すごい賑わい。そのなかに安さんのたこ焼き屋は3ブースもあるのです。一見、道具にせよ、焼き方にせよ、日本と何も変わらない様子です。盛り付けのフネもソースや青のり、かつお、マヨネーズ、爪楊枝にいたるまで、完璧に我が大阪のたこ焼きでした。
猫舌なもんで、すこし冷ましてからパクッ。な、なんと、匂いが甘いのです。口にいれると、食べその甘さは一気に広がり、でもそのあとから、じわじわとたこ焼きらしい味わいが、よみがえってくるのでした。
生地にかなりの甘みがついてるのが、安たこの特長のようです。しかもこれこそが、いま19店舗にまで伸びてる、安たこ人気を支えている味のようなんです。
高速道路のサービスエリアにも何ヶ所か出店していて、その一軒も見学できました。6000ウォン(約720円)のおみやげパックがよく売れていました。
あとでわかったことですが、WALNUT CAKEの進化系として、韓国の安たこは受け入れられているとのこと。クルミははいってなくても、クルミのような形からきたあのお菓子の高級バージョンとして、しかも日本の食文化の匂いぷんぷんの安たこは、8個360円とそこそこのいい値段設定ですが、手で一つずつ返していくのをじいっとみつめるお客さんたちのまなざしを見るにつけ、これはいよいよ韓国にもたこ焼きが根付きはじめたのか・・という印象を受けました。
5年まえもたこ焼き屋台の出現を確認するため来たわけですが、当時は割高だったためにもうひとつパッとしなかった韓国たこ焼き。しかし経済力がUPした現在の韓国では、高くてもいいからおもしろいものを・・というニーズが生まれているのです。
安たこはいま、韓国一のたこ焼きチェーンですが、今後の展開がほんとに楽しみになてきましたぞ~!