大阪鉄板会議に、鰹節の老舗、浜弥の3代目にきていただきました。
食育インストラクターでもある木村さんは、きちんと食べることの重要性をしっかり解説してくださいました。
かつおの部位の名前も教えてもらいます。
背節、腹節を雄節、雌節、合わせて亀節と呼ぶのは、婚礼の引出物に使われた名残だそうです。
おもに鹿児島の枕崎、静岡の焼津で生産され、半年かけてカビつけの本枯節になるのは、3%、95%は荒節。
世界の食糧事情でいえば、豊かな食生活をしているのは8%、もちろん日本も含まれ、大量に輸入しているくせに、2000万トンの廃棄をしています。
貧しい92%を救うために600万トンの援助が必要、という数字を聞くと、2000万トンの廃棄の愚かさが際立つといいます。
塩、砂糖、グルタミン酸ナトリウムをなめて、味覚実験もしました。
グルタミン酸に塩と砂糖をまぜると、ハッピーターンの味・・と答えたのは、コンニャク職人の笹山さん。
私が一番驚いたのは、人間の体は、約60兆個の細胞でできていて、その細胞膜はコレステロール。
皮膚は30日、内臓200日、骨は7年で、代謝を繰り返しすべて入れ替わっているということ。
ゆえに食べたもので、体が成り立っているので、食べること、食べるものの重要性を強調されていました。