この方、関口怜子さんを取材させていただいたのは、かれこれ20年近くまえのことになります。
そのときも、こちら、仙台の三上ハウス、ビーアイのオフィスでお話をうかがいました。
それから、たいへんご無沙汰していたのですが、今回思い切ってお電話しましたら、覚えていてくださって、再訪することがかなったのです。
まるで、チェブラーシカのママみたいないでたちで、アーティストであり、作家であり、偉大なる子供たちのボスであり、敬愛すべき姉さまの関口さん。
彼女の生きる力の素晴らしさは、20年たってもあせることなく、むしろよりパワーアップしていました。
あの震災の日は、仙台市内での子供たちの作品展の初日で、各地からのお客さんたちと、ここで夜を過ごしたといいます。
ろうそくを灯し、ありあわせの材料で、フォー鍋をつくったとか。
たいへんな夜だったはずなのに、関口マジックで、美しく温かく、忘れられない夜になったんですね。