おしぼりうどんのことは、8年ぐらいまえから紹介してきましたが、これまで私の食べたやつは、いったい???
と思えるほど、強烈な辛味のきいたおしぼりうどんに出会うことができました!
お店の敷地でとれた立派なねずみ大根。
愛情たっぷりに育てられているのがよくわかります。
これを一気にジューサーでおろしてしぼると、たれの大根おろし汁ができます。
もちろん、うどんも打ちたて!
店主の片山しさ子さんは、もともとうどんが好きではなかったそうですが、
こちらに嫁入りして、つわりのとき、お姑さんのおうどんだけは食べられたということで、うどん好きになり、
だんなさんの強いリクエストもあって、片山家の味を継承されているのです。
しっかりした麺、讃岐も顔負けのがっつりした男前の麺。
これを白濁のたれにつけてつるつる~っと。
あまりの辛さにむせて、涙が!!!
それくらい辛いのです。
あわてふためく私をみてディレクターは、笑いながらもカメラを止めません。
やっと落ち着いて、味噌をまぜます。
本来は味噌をまぜていただくものですが、ついそのまえも味わいたくて、失態となりました(^ ^;
ですが、ふつう味をまろやかにしたいとき、味噌は少なめに調整するものですが、
こちらのおしぼりうどんは、味噌を入れれば入れるほど、まろやかで甘みが増すのです。
これも驚きでした。
新食感体験はよくありますが、新辛味体験なんて、超カルチャーショック。
わさび、からし、とうがらし・・・いろんな辛味がありますが、坂城の大根の辛さに比べたら、10年早い!って感じ。
でもこの種をほかの土地で植えても、同じように辛くならないそうで、やはりこの土ならでは、ねずみ大根なのですね。
衝撃が走るも、半世紀生きたからだが、健やかに清められた感慨深いロケとなりました。