食欲のない私が、一皿ごとに別腹対応になっています。
さぬきやの魅力は、食べる気がない人も、つい口に入れたくなる魔力。
しめはやはり麺ですよね。
かぼちゃ麺と、全粒麺は、まずはそのまま味わいましょう。
せっかくなので、白子ソースもつけて。
これがまたうまい!!
あん肝どぶ汁煮込み。
濃厚の極み、感激の至り。
店主は嫌がるかもしれませんが、いちど、名古屋風の煮込みうどんでも食べてみたい気がしました。
営業時間は一応11時までなんですが、はいったのが10時半過ぎで、なんと麺の段階で12時を過ぎていたかもしれません。
当然お店は閉店状態なので、アシスタントのショウタ君が、鯛のアラ調理の練習にはいります。
私も門前の小僧状態で、見入っていると、
「熊谷さんって、ほんとに食べることが好きなんですね」
と私の数倍もオタクの店主から、あきれコメント。
ショウタ君は北海道出身なので、鯛のアラでスープカレーに挑戦です。
いい匂いを待ちながら、店主のご両親と談話します。ご高齢なのに、お二人ともお元気でにこやかで、
足腰の丈夫なお母様は、まさに看板娘。
そうこうしているうちに、スープカレーもできあがり、店主と並んでいただきます。
アジアにも「フィッシュヘッドカリー(魚の頭カレーと)がありますが、おそらく世界一繊細で、
濃厚で、かつ後味の爽やかなフィッシュヘッドカレーでしょう。
師匠のOKをもらった若いショウタ君にホテルまで見送ってもらい、疲れがふっとびました。