鉄なべ餃子の発祥はどこか・・という問題はさておいて、
黒崎駅近くのこちらは、筋金入りのルーツの一つといえます。
屋台で中国人が焼いていた餃子を見本に、日本人に合うものにアレンジしたのが半世紀以上も昔。
「やまとぎょうざ」と書かれているのも、そのへんに理由があるようです。
お店では、注文を受けてから一個一個丁寧に包まれて、すき焼き用の鉄鍋に並べて次々に焼かれていきます。
90歳近い女将さんがしっかりとした口調でお店の歴史を語ってくださり、鉄なべのまえで息子さんが黙々と焼き続けて、博多発祥説を眉唾に感じてしまいます。
焼きそばは麺が太く、バランスいいソース味。卵もあいます。
八幡ぎょうざ専門店では、なぜか焼きそばがメニューに定番になってることが多いのも特徴かと。
このスープ餃子、皮のもち感が絶品です!!
女将さんもお元気。
以下の文章は、食べログの記事から引用しました。いろんな方が丁寧に書かれているところからも、こちらのお店の人気がうかがえます。
北九州市八幡西区黒崎駅そばの、本店 鉄なべ。
丸い鉄なべで餃子を焼いてアツアツの鉄なべで供される、北九州八幡で誕生した「鉄なべ餃子」の発祥店です。
店主の女将さんが考案したこのスタイル、戦後に八幡東区の製鉄通りで創業したとのこと。なるほど、鉄なべも納得です。
現在86歳の女将さんが作る餃子のキャリアは55年。現役で元気に息子さんと店を切り盛りされています。若松区の鉄なべは、弟さんのお店。
当時まだ少なかった「餃子を出すお店」を独自のスタイルで考案。女将さんは、日本人の口に合うように作った「やまとぎょうざ」だと言われてます。ラードは利用せず、さっぱり食べて貰うのも、女将さんの拘り。「餃子だけ」を、とことん食べたいとき、北九州っ子の私には、このお店が一番です。毎日店内の見える場所で、餃子が作り続けられています。
こちらのメニュー、思えば非常にレアな気がします。