日本コナモン協会
Bookレビュー

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09● 大阪の味の文化を振り返る

2008年7 月31日 (木)

Kyoudo 旅の事典 郷土料理と味の店

日本交通公社(編)
発売日: 1969/12

ある古書店でこの本が100円で売られていました。今から40年近くも前に各地の郷土料理を調べ、日本の主要都市都市などの名店とともに紹介している本があったのですね。

大阪のページを見ると先日閉店してしまったばかりのくいだおれ、その向かいに食堂ビルドウトン、戎橋の袂のいづもや、えび道楽、味園、北極星、蓬莱、珉珉、だるま、サリポロ、パルナス・・・。
現役のお店もありますが、移転をしていることもあり、道頓堀を中心に大きく様変わりしたなあと感じられます。
日本コナモン協会として気になるのが大阪の粉もんのお店。文書中にお好み焼き店は多いとありますが、紹介されているのは、宗右衛門町の「ぼてじゅう」だけ。たこ焼き店は一店もありませんでした。

「食は世につれ」という言葉があるかどうかわかりませんが、食文化というものの移り変わりを垣間見た気がします。

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