先日も総合地球環境学研究所の内山純蔵さんのもとへ、縄文時代のコナモンについて教えていただきにおじゃましたところですが、そこでご紹介いただいた1冊。
今は亡き佐原先生監修の立派なご本だが、透かし彫りの耳飾りや玉類や土偶の文様など、美しさにみとれてしまいます。
直径16センチから、大きいものでは45センチくらいの石皿と磨石もたくさん登場します。これでドングリを細かくしていたのでしょうね。石皿の窪み具合が滑らかでいいですね。
縄の紋だけでなく、貝殻、魚の骨、オオバコの茎・・・さまざまな身の回りの素材を生かした文様は、現代でももったいないくらいの、ビューティフルな工芸です。
E・S・モースが名づけたという縄文時代。もどれるなら、この時代に生きてみたいものですよね。