日本コナモン協会
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12● 茶芸の奥座敷

2009年8 月22日 (土)

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徐英祥
『台湾の茶』
2009.1.26
「台湾の茶」出版委員会

中国茶というと、烏龍茶が一般的かもしれない。

が、私にとっては、日本の煎茶以上に、繊細でまろやかな台湾茶が、中国茶のイメージになる。

昔、清水一芳園の台湾茶ツアーで、茶畑をまわり、茶芸館の楽しみを知った。以来、香りと味の台湾茶の奥深さから離れられず、上等な煎茶以上の魅力を感じている。

熱湯で洗って、注ぎ、細長い杯に入れて、おちょこのような茶器にうつす。細長いほうは、お茶の残り香を楽しむためで、そのスタイルは、どの民族も開発できなかった、心身ともにほっとさせるお茶の効能だと思う。

文山包種茶、東方美人茶、阿里山烏龍茶・・・生半可にかじってきたが、今回この本を送っていただき、改めて台湾茶の歴史、品種改良のことを知ることとなった。

マレーシアで一番高価といわれる、クランのお茶「茶王」も、台湾のお茶を思い出させる仕上がりだ。きっと台湾の栽培技術の影響を受けているのではないかしら。

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